Rode filmmaker kit 音質チェック（ WavePadで周波数分析）

公開日： 2015/11/10 : 最終更新日：2015/12/06 DSLR マイク

私の耳はあてにならないので、少しでも客観的に判断出来るんじゃないかと考え、WavePadなる無料ソフトの周波数分析という画面を参考に比較してみることにしました。

音声編集ソフト（無料版）WavePad
http://www.nch.com.au/wavepad/jp/

時間がかかったのはケーブルの手配。というのも、折角なのでZOOM H5に録音しようと変換ケーブルを色々物色していてこんなに遅くなりました。短めのケーブルって意外に探すのが大変ですね。結局選んだのは激安150円のケーブルという^^; CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CMP010 from Sound House様。

http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/94566/

問題は録音する対象を何にするか？　自分で喋っても色々一定にするのが難しいと考えたので、何か良いものをスピーカーから再生して、それを出来るだけ同じ条件になるよう再生音量をとマイク位置を調整して録音しようと考えました。しかし音声がいいのか？　音楽？　それとも一定になる雑音とか信号音のようなもの？

やはり目的から考えると音声でしょうか？　しかし公開するには著作権の問題もあるので、今回は周波数分析の画面だけとしました。色々試して音楽が一番色々な音程が含まれるということでソース決定。マイクを３本セットして一度で１発撮り。同じ位置の音をグラフ化してみました！

まずは SENNHEISER MKE600からZOOM ズームリニアPCM/ICハンディレコーダー H5にXLR端子接続での状況。現状でもっともベストだと考えられるものになります。

続いて RODE Filmmaker Kit ワイヤレスマイクキット 004218 から ZOOM ズームリニアPCM/ICハンディレコーダー H5のXLR端子。ケーブルはサウンドハウスで購入した「CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CMP010」という1mのものを使いました。

そしてソニーワイヤレスマイクロホン ECM-AW4です。これも Rodelinkと同じ状況で録音。ちなみにマイクはaudio-technica モノラルマイクロホン AT9904を使っています。

以上のテスト結果から思えるのは意外に差がない？　背景のサーノイズは値段に比例しているように思いますがマイクの音質に思ったほど大きな差がないように見えます。　ただしSONYのやつは遅延もあるので微妙にグラフ化した位置が違うという可能性もあります。しかしMKE600とRodeは数値上同じ位置。

単純に見ると MKE600のほうがなだらかと言うか平均的に音を拾っているようにも見えます。 Rodeの方は途中にくぼみがあるのがわかります。そして意外に高音域はRodeのほうが頑張っている感じ。

そしてケーブルを出来るだけシンプルにしたせいか、それとも収録の調整がうまく行っただけか？　過日より明らかに背景ノイズが減少しました。というか単に小さめに録音してソフトで音量を上げただけって話もありますが^^;　しかしこれなら普通にソニーのやつでも良さそう。ですが、あえてSONYを選ぶ理由もありません。音質的にも背景ノイズ的にも、確実に RodeLinkのほうが一段上だと思います。遅延が大きいSONYに厳し目な点数ですが、俺的点数は　

SENNHEISER MKE600 100点　/ Rode Filmmaker kit 95点 / SONY ECM-AW4 88点

問題の背景ノイズの除去は、WavePadで簡単に出来ました。背景ノイズ部分だけをサンプルとして除去するタイプ。いろいろな音源で検証しないとハッキリとは言えませんが、かなり優秀な感じがしました。もうちょっと安定していれば購入してもいいのですが、かなり不安定だったりするので、イマイチ購入まで行けません。Mac OSがアップしたばかりなので、そのへんが影響しているのかもしれませんね。

SENNHEISER MKE600