DaVinci Resolve 14 のフェイス修正を少し試してみた
公開日:
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URSA mini Blackmagic, DaVinci
Davinci Resolve がベータを外したバージョン14を公開しました。それに合わせて Black Magic Designさんが怒涛の動画アップ! それも嬉しい日本語版。FUSIONもお願いします的な(笑)
そんな中で個人的に期待していたファイス修正というFX。残念ながら有料版ダビンチのみ利用できる機能です。機能をご存じない方は最初に動画を御覧ください。
有料版Studioを持つ私は、さっそくフェイス修正を試してみました。
精度はまあまあイケてる印象です。振り返ったり刷るシーンでは、認識するのに少々(数秒ですが)時間がかかるというか遅れるような感じがします。しかし顔の正面からの映像であれば、上を向くとかうつむくようなものであれば、ほとんど問題なく分析できているように思いました。
例えば下のカットですが、最初の映像の数秒間は横向きのためか顔を認識していません。
微妙に横を向いた瞬間に認識開始。
そして少し下を向くと、ふたたび認識しなくります。
映像の顔部分が小さいのも原因かもしれませんが、じゃはり正面に写っていないのが一番の原因に思えます。
試しに大きめに写っている横向きで実験してみると、やはりほとんど正確に認識してくれませんでした。
やはり横向きの顔になると認識力が落ちてしまうようです。
さて、一つの画面に複数の顔が写っている場合はどうなるのでしょう。
テストしてみたところ、分析ボタンを押すと顔が複数あることを即座に認識するようで、一瞬で下図の状態で一時停止しました。認識された四角い枠をクリックすると青い枠に代わります。その状態で再度分析ボタンを押せば、選択した顔の分析がスタートしました。
複数の顔があるシーンでも、きっちり対象物を選んで選択範囲を作れるようになっています。素晴らしい!
試しに同じノードで違う顔を選択して分析すると、毎回選択した顔で、対象マスクが置き換えられていました。
要はノードを顔単位で増やして修正するという方法が正解みたいです。
今まで苦労して選択単位を作り出していたことを考えると、とても便利な機能だと思います。もう少し横顔とかの認識力を上げていってほしいですね。また、顔だけでなく人物(肌の露出している部分)とか自動車とか、対象物が広がるような発展に期待したいと思いました。
Davinci Resolve 様。この機能だけでなくトラッキング機能とかを考えると、有料版で3万円程度は激安だと感じます。FinalCutProX等に比べてプラグインが少ない感じですが残念です。
しかしファイナル・カット・プロXの立場もかなり危なくなって来ましたね。急にDaVinci Resolve Micro Panelが欲しくなってしまいました。(買えませんけど)
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お試し撮影する前に、全体的な印象やら設定値の変更やらをしながら気がついた点を少々。 電源ボタン
Comment
DaVinci Resolve Micro ならMC COLORの方が断然使える子
む! はじめて知りました MC COLOR さん。Avid Technologies Artist Color Control Surfaceという名前に変更になりました?
http://www.avid.com/ja/products/artist-color
¥177,000(税別)^^;
安いRipple $350 でもいいかなと…
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