GH4のV-LogとNatural-Logを試す – 10bit:8bit, ISO200-6400, Sharpness
果たして10bit4:2:2の外部収録に意味はあるのか? 言うまでもなく意味はあるんでしょうが、自分なりに確認してみたかったので実験。
上の図のように、Final Cut Pro Xで色調整を行いました。画面左上の青空の部分を拡大したのが以下。
考えてみれば、Natural-LogはISO200で V-LogはISO400。この時点で差がでるのは当然かもしれません。しかし ISO200が使える Natural-Logは、それだけ有利であると考えれば、差があって当然とも。が! 比較するなら揃えるべきなのか? 良くわかりません^^;
Natural-log VA 10bit C-Log LUT
下の二つ V-Logの方は、どちらも大きいというか四角い感じのノイズがでています。細かい点々のノイズである Natural-Logのほうが綺麗に見えます。
気になるのは V-Logに出ている赤い部分。これは色づくりの違いなのかもしれませんが、あまり綺麗じゃないような気がします。しかし全体を見ると余り気にならないのですが。
そしてV-Log 10bitと8bitを比較すると、やはり10bitのほうがなめらかな感じです。拡大してよく見ると、やはり違いはあるようですね。
続いて Natural-log使用時のシャープネス設定による違い。
前回の実験「BlackMagic Design Video Assistで収録してみた」で V-Logと比較して Natural-Logがソフトな絵に見えたので確認してみました。
夜、暗くなってから、室内でLEDの懐中電灯1本にして(かなり暗い状況)ISOを上げて撮影しています。収録は GH4の内部収録。4K mov を Final Vut Pro Xの FHDのタイムラインに置いて処理しています。
Youtubeだと微妙な感じなんで、 FCPXのプレビューをキャプチャしてみました。
-5と+5を比べると、やはり文字がクッキリしてきているのがわかります。そしてノイズもクッキリしてきているような(笑)
でも、思ったほど輪郭が拡張されている感じもありません。時間があれば遠景でどう変わるのかも確認してみたいところです。 V-Logは、これが 0 の状態なんでしょうか? なんか +5でもいいような感じもしますが、ギラギラしちゃうのかな?
次はノイズの具合です。
思ったほどノイズに差はないように感じます。しかし Natural-Logは1段半ほど暗めに撮影できるので、V-Log ISO3200であれば Natural-Logは ISO1600とかを使えるので、その分有利とも考えられます。
次回予告
フィルターの実験。Kenko NDと TIffen 可変NDと C-PLの角型フィルターで比較。そしてFHD50Mと100Mbpsの違いと遠景のシャープネス設定をやってみたいと思います。他にリクエストがあればどうぞ〜
MEMO
How to Colour Grade Using a LUT and DaVinci Resolve 12
Download some original free LUTs :
– http://luts.iwltbap.com/aspen
– http://luts.iwltbap.com/sedona
– http://luts.iwltbap.com/8700
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