TASCAM リニアPCMレコーダー DR-701D と SONY α6300の接続実験そのいち
DSLRでの音声収録は外部で! というのが一般的?な認識のようです。所詮は写真カメラ。音声収録は最低限の対応ということなのでしょうか? 普通にFS5などを購入すれば、この部分も一気に解決ってなるのかもしれません。(でも、色々遊ぶのも楽しいんですよね)
現在は ZOOM H5を使っています。
といっても、それほど頻繁に使うわけではないので、まあ普通にとても良い機材だという感じです。
しかし、ちょっと本格的に使おうとすると、どうも面倒なのが録画と手動で連動させて音声収録しなければならない点。つまりZOOM H5の録音開始! ピッ! すかさずカメラの録画開始! ピッ! っとツーアクション。カメラの録画終了! ピッ! ZOOMの終了! ピッ! と、またツーアクション。
たまには押し忘れたり、ひどいときは録音開始!ピッ! っと押したら、それまでが録音中で、録音終了になっていたり^^;
録音専門の人がついていればいいのでしょうが、なかなかスタッフを揃えるのにも苦労するので、一人ですべてをこなす場面が多く、若干ストレスだったりします。
そこで見つけたのが「TASCAM リニアPCMレコーダー デジタル一眼レフカメラ用 DR-701D」
この製品は、なんとHDMIを接続することで、カメラの録画開始、終了を認識して自動で録音してくれるというスグレモノ。前にも書きましたが2017年3月末日までに購入すると、驚きの10,000円キャッシュバック!
思わずポチッとしそうになった5.8万円という実売価格ですが、調べてみると SONY α6300には対応していない(対応確認がとれていない?)模様。ちなみにGH4は確認済み。
https://tascam.jp/jp/product/dr-701d/spec
せっかく買って連動しないんじゃまったく意味なしなんで、メーカーに問合せメールを送ってみました。そしたら「6300はわからん。無料で貸すから遊んでみろ!送料は全部こっちでだしてやるぜ!」というお返事だったので申し込み(実際は丁寧な文章ですよ)。
無料貸し出しの申込みは、メーカーの販売ページから簡単に出来ました。必ずレビュー書けよ的な条件。もちろんです(笑)
その後メールで確認が来て、一度電話をしろという内容。電話しないと送らないよ的な。まあ、突然届く無料貸出の申し込みなので、貸し出す方としては当然の対応かと思い、メール到着後速攻(10分後)程度に電話をしてみると…担当者不在、副担当者不在。電話に出た女性も、微妙な対応。
こちらとしては無料で借りるので、ここは下手に出て、なんとか関門を通過。無事に到着となりました。
実物を見ての第一印象。
微妙(笑) デザイン的にはZOOMのほうが全然いい感じ。しかし! 見た目よりも使い勝手や機能優先ですから。
と気を取り直して全体を軽くチェックしてみます。
いきなり残念だと感じたのが底面(笑) 底かよ! ですがネジ穴が1箇所しかありません。それも微妙にセンターじゃない位置。無いよりはましだけど、できれば自由度を高める意味でも、もう数箇所穴が欲しいところ。
その他は特に問題を感じる部分はありません。XLR端子が片面3個と片面1個ってのが、個人的には気持ち悪いだけ(笑)2個2個にしてほしかったと思うのは、単なる個人的な趣味でしかなく、様々な制約から、こうなっているのでしょうから、不満には感じません。
全体的にはすごくコンパクトにまとまっているんじゃないか? という印象です。
上記の不満は、私の想定している設置方法が前提なので、メーカーが想定している設置方法であれば、まったく問題ないでしょう。
それでは私の想定する設置方法。それが上の画像の位置です。
すごく感動したのが、想像以上にコンパクトだということ。
左右はちょっと飛び出すことを覚悟していたのですが、どうやら、カメラとほぼ同等に見えるサイズ感。左右への飛び出しがまったく気になりません。これはとっても嬉しい。ここで好感度が大幅に上昇。
奥行きも想像以上に短い仕上がり。素晴らしい!
サイズ的にはDR-60DMKIIの方がいいんじゃないかと思っていたのですが、嬉しい誤算。ということはDR-60DMKIIはかなりコンパクトなんでしょうかね? HDMI連動がないので購入はしませんけど。
とにかく素晴らしいサイズ感なので、さっそくロッドに取り付けて見ました。
いい感じです。想定通りというか想定以上のフィット感。すっかり気に入ってしまいました。
この状態であれば DR-701D 本体上部のカメラ装着部が、まるまる空いていることになります。ここにバッテリー系を載せるとか、ワイヤレス受信部を装着とか、色々収めることができそうです。
だんだん全体が長くなっていくのはヤバイ感じだけど、後部に重心が来るのは悪くないので。
いろいろな角度から眺めてウットリしていたのですが、ちょっと問題もあります。
ロッドにアルカクランプを付けて、DR-701Dにアルカプレートを付けて装着しているのですが、少し安定性が無い感じで、XLR端子の抜き差し時が少し心配。
あと、電池・SDカードの装着口がカメラ側に来るので、交換時には本体を一度外さないと交換できない。それほど頻繁な作業ではないと思うけど、やはり少々面倒な気がします。
ちなみにフタはゴムみたいなので固定されていて取れないので落下防止ってのが気が利いてます。電池は単三4本。Amazonの充電できる電池で動きました。
HDMIケーブルを繋いで連動を確認してみます。ちなみにα6300のHDMI出力は自動。
A6300 – DR-701D 録音連動可能
A6300 – DR-701D – VideoAssist5″ 録音連動可能
A6300- VideoAssist5″ – DR-701D 録音連動不可能
やはり DR-701DのHDMIが4Kに対応していないのが原因なんでしょうか? DR-701Dの音声レバルメーターは動いているけど録画スタートが動きません(最後の接続)。 でもVAも4K収録出来ないんだけど…
もう少し、この辺りを調べて、後日続きを書く予定は未定!
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Comment
おー、貸出機かーい !
テストするなら長回しの時の音ズレをZOOMと比較するといいあるよ
貸出機です~ H5あるんで、どうしても必要ってわけじゃないので連動が目的です。
長回しは各機材(カメラ・ZOOM・TASCAM)で30分程度録音してみてって感じでしょうか? 時間見てやってみます。
こんにちは。
DR-701D、以前から気になってました。
しかも、キャッシュバックで実質5万円弱
と、なると思わずポチりたくなりますね。
ただ、そうなると私の場合もZOOM H5が
要らない子になってしまいそうで不憫です(笑)
>A6300- VideoAssist5″ – DR-701D 録音連動不可能
なるほど!です。先にVideoAssistだとダメなんですね。
参考になります。
いよいよ来月にはGH5が届く予定なんですが
GH5には、専用オプションのXLRマイクロホン
アダプターの方が良いのかな~と迷ってます。
こんちは~
少し試しましたが、やはり連動してくれるのはいいですね。すごく楽です。
私はH5をサブというか音声メモ用で残すつもりです。買ったらの話ですけど(笑)
今日も色々試していて、ちょっと発見というか。
6300-VA-DRという接続で、少し変化がありました。DRの設定画面を色々変更してみたところ、タイムコードかな? これは連動して動くようになりました。しかし録音が開始されないので、あまり意味はありませんけど^^;
DRの設定を色々試してみたら、もしかしたら上の接続順でも動くかもしれません。あくまで希望的観測ですけど。少しだけ希望の光が見えた気がするところです。
今後を考えると、HDMI端子が4Kに対応した機種を待ったほうがいいのかもしれません。
このあたりは、後日検証結果を記事にする予定です。確認してほしい点とか設定アドバイスがあれば教えてください~
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