VARAVONスライダー用の自由雲台を検討する
ほぼ理想的なVARAVON Slidecam 600が届いたのでいよいよ本格利用にむけた機材を組み上げることにします。が! 意外に悪戦苦闘。
一番安定するであろう組み合わせは「三脚+レベリング+スライダー+自由雲台+カメラ」という組み合わせかな? しかしこれだとスライドしながらのパンやチルトは不可能で自由度がない。そこで「三脚+レベリング+スライダー+ビデオ雲台+カメラ」という組み合わせが次の候補になるわけです。
しかしこれまた問題があって、スライダーを斜めにしたり縦位置にしたいときに困っちゃう。そこで考えたのが「三脚+自由雲台+スライダー+ビデオ雲台+カメラ」という組み合わせ。これならスライダーも自由雲台で傾かせることができるし、その上にのせたビデオ雲台でグリグリできる。
「三脚+ビデオ雲台+スライダー…というのが標準的だけどビデオ雲台は重いので今回は旅するスライダー編なので一旦却下しておきます。そこでスライダーの上にのせるべき、現状手持ちのビデオ雲台は Velbon ビデオカメラ用雲台 FHD-51Q 質量 : 0.61kgと Manfrotto 504HD。PH-173と504HDは重すぎるので無視して軽量な51Qでいくのが無難。ここは妥協するところ。
カメラが1kgでビデオ雲台が0.61kgの合計1.61kg。これにスライダーが1.026kgなので合計すると2.636kgになる。これを支える自由雲台が必要なんだけど。手持ちの自由雲台は SIRUIのG-20X(0.36kg)と KTS PRO 40(販売終了・250g)とベルボンPH-173(700g程度)。もしくはベルボンのNeo Carmagne 645についてきた普通の雲台(PHD-61・800g)だけど、これはハンドル部分のゴムがベタベタして気持ち悪いから使いたくない。おまけに合計で2.5kg程度と重すぎる。
試しに「三脚(Neo Carmagne 645)+自由雲台(KTS PRO 40)+スライダー+ビデオ雲台(FHD-51Q)+カメラ」をセットしてみる。スライドさせると…ダメでした。カメラがスライダーの端に行くと、自由雲台で保持できません。試しにビデオ雲台を外してみる。いくらか良くなったようにも感じるけど、やっぱり微妙に不安定。これじゃ全然だめ。
次は「三脚(Neo Carmagne 645)+自由雲台(G-20X)+スライダー+ビデオ雲台(FHD-51Q)+カメラ」をセット。 …..微妙。というかやはり保持しきれていない。自由雲台のノブをかなりきつくしめても、ちょっとラフに扱うとスライダーの端でガクッと動いてしまう。試しにビデオ雲台を KTS PRO 40に変えてみてテスト。んー ギリギリセーフかな? ゆっくりスライドさせるだけならこれで行けそう。でもビデオ雲台を載せるのは無理っぽい感じ。
K-20Xよりパワーがあって重量はPH-173(700g程度)より軽いもの。ちなみにSIRUIのG-20X(0.36kg)なので400g〜500g程度ってことになるかな?500g以上は重すぎ。
自由雲台のパワーについて調べると、どうやらボールの直径が大きいほど固定力が強いと考えるのが平均的らしい。もちろん絶対ではないけど目安としては間違っていないような気がする。そこで G-20Xのボール径は36mmなので38〜40mm以上ってことになると思われ。ここは大きいほど有利ってことで調査開始。
最初は気になっていた梅本製作所を見たけど、ボール径が全然探しだせず挫折。ベルボンの自由雲台もボール径が分からずスルーすることにする。安くていいけど。他にも6万とか10万円とかあったけど見なかったことにして以下の4個に候補を絞ってみました。
第一候補はシルイのSIRUI ハイエンド自由雲台 K-20X。ボール系が38mmで本体が0.43kgの1.2万円程度。数値的には理想だけどシルイばっかりじゃつまんない気もする。
ワンランク上のSIRUI ハイエンド自由雲台 K-30Xがボール径 : 44mmで重量 : 0.5kg。1.5万円弱。数値的にはこのぐらいが安心だけど、本体直径がやや太めな感じに見える。
デザイン的にいい感じなのはSUNWAYFOTO 自由雲台 ノブ&レバー コンボクランプ アルカスイス互換 FB-44ⅡDL 【正規日本代理店】というやつ。ボール径:44mmで重さは454g。K-30Xより微妙に軽いし見た目も上。ただしお値段も上の2万円コース。
SUNWAYFOTO FB-44 自由雲台 スクリューノブ・クランプ アルカスイス互換 FB-44も微妙に違うところがるようで、ボール径は44mmと同じなのに重さが少し軽い436g。年打破2万円程度。どうもノブだけでレバーがないのが違うみたい。軽いほうがいいから、選ぶならこっちかな?
しかしこの手のモノって、あくまで想像するしかないから、実際に購入しても「ダメでした〜」って可能性もあるわけで怖いなぁ。こうやって段々増えていくんだろうなぁ〜 早く RONIN m 来ないとヤバイなぁ〜
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Comment
どーしてもアパートが好きなんですかッw
アパートの一人住まいなJD宅に侵入….逮捕!
まもなく全貌が公開されます(笑)苦節1年。やっと辿り着いた気がしています。そしてジンバルが届いてしばらく遊ぶという計画です。 その後旅に出ます! が、仕事じゃないのに忙しすぎて当分無理ですwww GWなのに毎日会議(T_T) どこか旅にでたい。
しかし暑いですねぇ(笑)
この用途に耐える、そこそこ軽い自由雲台は無いかな?
雲台が許容20kgとあってもテコの原理ですごい負荷が掛かるし
高いヤツは強度だけじゃなく微妙なフィーリングが売りなので
強く締め付けるだけでは流石にもったい無いしすぐ劣化しそう
縦なら最近のマンフロみたいに横にセンターポールが刺さる三脚
斜めは三脚の足を1本縮めて斜めにすると部品が少なくて軽いかと
そういえばRONINのYAWモーター上の脱着金具って
ひょっとしてアルカスイス互換ですかね?
何回見てもそのような、違うような・・
もし互換だとしたら30cmほどの木の丸棒の上に
クランプを木ネジで固定、そして逆さまの浪人を合体
ソフトクリーム型を超えた一升瓶型の完成ですww
ぜひチャレンジしてみてください
となるとManfrotto プロ三脚 190シリーズ カーボン 4段 MT190CXPRO4ですかねぇ。んーんーんー
RONINその辺の情報がないんですよね。兄と弟は共通だって、どこかで見たような気がするのですが、アルカ互換かどうかは…たぶんオリジナルなんだろうなぁって期待しないようにしています。
片手で持つのはつらいなぁって^^;
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