すごく面白くて、とってもくだらないのに効果のある広告が話題
「いまだにこれを越える折り込みチラシを見たことがない」とTwitterで話題になっている広告があります。私も見た瞬間に笑ってしまいました。最初に考えた人はセンス抜群ですね。
http://livedoor.blogimg.jp/design2ch/imgs/d/0/d070c77a.jpg
言ってしまえば「閉店商法」でしかない。でも笑えますよね?
閉店商法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%89%E5%BA%97%E5%95%86%E6%B3%95
閉店商法(へいてんしょうほう)とは商店などが見納めであるということ、あるいは店じまいによる在庫一掃による安売りなどを謳う事により大量の客足を呼び込む商法。
閉店セールを行い閉店したはずの店が付近あるいは同じ場所で営業を再開している場合や、何年間にもわたって閉店セールを行い続けている店舗も存在する。
この広告も閉店商法で、全国に行商しながら似たような広告を配布して「閉店しないで」営業しているらしい。
ここでは、この会社を吊るし上げようっていう話ではなく広告の話を少々。
効果があるのか?
もちろん全国を行脚して続いている(笑)ぐらいなので効果はあると思います。それもソコソコの効果があると想像できます。
これは広告として間違ってはいないからでしょう。単純に安いと書いて商品を並べるよりも「安い理由を語る」という王道的アプローチだからです。安い理由が明確で、実際に安い(と感じられる)広告であれば、単に価格を並べるだけよりも高い効果が期待出来ます。また、単なる安売りは破滅ロードだと思いますが、理由がある安売りは商売として間違っていません。
問題としては「ネタバレ」しているという点でしょうか?
田舎でも情報が行き渡る時代なので、閉店とか倒産といった話が「嘘」だとスグにばれてしまいます。それでも面白そうな商品を安く売っているので、イベントの少ない田舎などでは集客力があるでしょう。
似たような販売方法としては、最近話題になった「仕入れすぎたので」という売り方も思い出します。最初は同情した人が多く買ってくれたそうですが、それに続く「○○なので」という話題は、一部で非難されてしまいました。そして最近は「仕入れすぎた人」がいなくなりました。
どうしたら、これらの手法をもっと強力にできるのでしょうか?
私なら「信頼性」を最大限に加えます。販売会場で社長が本当に自殺してみせる!なんてことはできませんが、閉店や倒産を証明できるものは何かあるはずです。また有力者の証言などが使えれば最高です。保証期間を儲けるとか返金対応をうたうなど、信頼性を高める方法はいくらでもあります。
販売者が無名の場合、一番大切なのは信頼性です。逆に大企業のように、すでに信頼性がある場合は一切不要だったりします。
広告を作る場合は「信頼性」を第一に検討してみましょう。
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